カノパン

とある男子高校生のブログです。天体写真撮影、書評、人生考察をメインに月に一、二回投稿します。記録を付けるために書いています。

英字のニュースを翻訳して思うこと。

海外のメディアのニュースを読み始めてから4ヶ月くらい経ち、最近は少し時間に余裕が出来てきたので、ニュースを一旦全て文字に起こして和訳を横に書くということをやっています。今までは「大体こういう感じの意味かな」と碌に調べもせずにサラサラと読み進めていることがありました。しかし1文ずつ訳を書いていく作業では必然的に意味を調べるので、意外な意味を持つ熟語に気づくことができ、メモして記録として残すことも出来るのでちゃんと書くって大事なんだなと思いました。あとは文構造でたまに仮定法がポンと出てきた時に、文章をじっくり観察していると仮定法だと気づけたことがありました。

Germany"s chancellor Olaf Sholz said it was "clear that there will be a high price to pay and that everything will have to be discussed should there be a  military intervention in Ukraine?

例えばこの文。if省略の仮定法は文法問題集でやりましたが実際に使われているのは初めて見たので、翻訳するときは相当混乱していました。結局Google翻訳にかけて思い出しましたが。should以下を訳すと、ウクライナに軍事介入があった場合…という文章になります。日本ではウクライナ情勢のニュースはあまり見ませんが、海外では連日かなり大きく取り上げているようです。今翻訳しているのはイギリスのSky Newsというメディアで、毎日トップニュースになっています。BBCやCNNでも同様です。まぁ日本はあまり関係ないといえばそうかも知れませんが、もう少しテレビでやっても良いのではと思います。今ウクライナ情勢は、ロシアが国境付近に隠している戦車や自走砲、小規模の基地を衛星写真で躍起になって探している状況で、ロシアの国土のことを考えると国境付近に向かったこれらの兵器を探し出すのは干し草の山の中から針を探すようなものだとアメリカの国防情報局の方が話しています。楽観的な見方をするなら、ロシアはNATOと交渉する際のカードとして軍を移動させた、最悪の場合、ロシアが隠しておいた戦車や装甲車両を侵攻させ、ウクライナ侵攻として歴史に残ると考えています。後者は間違いなく電撃戦になります。ただ電撃戦は敵が警戒している間は効果が薄いので、防衛線を築く前か警戒が薄れた頃に実行される可能性が高いです。防衛戦を築く前の攻撃は国際社会から非難されるので出来ないし、実際やっていません。なのでロシアが外交以外のアクションを起こすとしたら、それはもう少し先になると睨んでいます。

話が脱線しましたが、最後に一番翻訳していて良いなと思ったことは「翻訳のセンス」を磨けることです。英文を読む→頭の中で意味を考えながら日本語の語順に直す→訳す というサイクルでやっています。この二番目の作業がとても大事でここで文の意味がしっかり分かっていれば、三番目の作業で日本語の言い回しで文章を書くだけなので英文から直接和訳するより圧倒的に楽になります。文自体も自然で読み易くなります。

今回は英訳をして思ったことを素直に書きました。最近英語の発音にだいぶ慣れてきたので、好きな曲の英語の歌詞を歌う練習をしてみようかなと思っています。慣れるまでに時間がかかりそうな予感がしますが、ひとまず歌詞をプリントして歌うスピードや切るポイントを書き込みながらやってみます。